W203アライメント


会社の回線はADSLなのだが、自宅の光と比べたら遅すぎる。
契約を調べてみると今の時代で12Mなんて使っているではないか。
速攻プラン変更をし、本日50Mになりました!(嬉)
用途が用途なんで50Mでも十分です。
さて、先日BENZ/W203のアライメントを調整した。
W203やW210などのオーナーでアライメントを調整した事ある方は知っていると思うが
普通に調整しようとすると前後のトー角しか調整出来ない。
その為、左に流れる車は前後トーの調整だけでは治らないのだ。
今回お電話で予約入れていただいた際、症状を詳しく聞いてみると
激しく左に流れてしまうとの事だ。
案の定アライメント測定をしてみるとグチャグチャ。
左に流れないほうがおかしい位(笑)
とりあえずスラストロッドとロアアームを外して調整していく。
上の写真はロアアームを外した所。
実は超馬鹿穴になっておりキャスター、キャンバーがある程度動くようになっている。
長穴の中にある4本のスプラインが大事なんですね~。

ボルト径に対して長穴になってますでしょ?
専用の特殊ボルトを使用し長穴のセンター部分からハジに持っていき調整するのだ。
長穴だと動かしてもすぐズレちゃうじゃん?って思われるかもしれないが、
4本のスプラインが肝でこれがズレないんですよ。
ただしW124などの偏芯カムは微妙に数値を動かす事が出来るのだが、
このタイプはドカッと一定の量しか動かせないのだ。
それでもこの様な調整方法でキャンバー&キャスターも調整出来てしまうのである。
なんとか調整後、数値的には明らかに調子が良さそうだ。
早速試運転してみると先ほどと比べたら随分左流れは納まった。
ただ、今まで左に流れるクセがタイヤ自体についてしまっているので、
数値的な動きと実走行をした感じとはちょっと違う。
でも、大抵の場合200~300㌔ほど走行してしまえばクセが消える場合がほとんどだ。
なのでアライメント調整後すぐにビシっとするとは限らないのである。
タイヤを新品にしちゃえばクセはないんですけどね。