先日アウディーA6のお客様から電話があり、
ブレーキをかけるとジャダーが出てしまい治らないとのご相談を受けました。
お客様のお話を聞いているとローターが歪んでいるのではないか？
ハブベアリングがガタが出ているのではないか？と思い全て交換しているという。
思い当たる事は全てやったとの事でしたが、
あまりにも『ブレーキに問題がある』と思い込んでしまわれて重要な所を見過ごされていました。
そう、ブッシュやボールジョイントのガタです。
AUDIは複数のアームで構成されており、アームのエンド部には
ボールジョイントやブッシュが付いています。
これらは序々に悪くなっていくので、あまり気が付かないのが現状です。
この本数のアームの量なので悪くなっていくとステアリングの応答性も相当悪くなってしまいます。
そこで今回フロント周りのアームを全て交換しました。
ステアリングレスポンスも復活し、ジャダーも一切なくなりました。
AUDI系で高速走行時にブレーキをふんでジャダー（振動）が出る方が多いとの事ですが
ほとんどボールジョイントやブッシュが影響しています。
心当たりがある方はご相談ください。
ちなみに車高を下げていたり、アーム類の交換の際はこのまま装着するとブッシュが切れます。
我々は当たり前の作業をやってますが、当たり前の事を知らないと本領発揮できませんよ（笑）
