水とオイル


今日はZ3/Mクーペのウォーターポンプ交換を作業させていただきました。
オーナーさん曰く、エンジンをかけた瞬間からガラガラ音が出て
慌ててエンジンルームを確認したら水が漏れていたそうです。
確かに入庫時にボンネットを開けてみたら回転部分なのでクーラントが飛び散ってました。
外したウォーターポンプはガタガタの状態でインペラがボディー部分を削ってしまっています。
この接触音がガラガラと出てしまうんです。
M3の泣き所と言えば泣き所ですので日頃から注意してみたほうが良い部分です。
ついでの作業なのでサーモスタットも同時に交換しておきました。

今回は水周りの他にもオイル漏れが激しかったので同時に修理です。
VANOS周辺からオイルパンに渡ってオイルが付着しており、
どこからの漏れかが断定出来なかったので一通り綺麗にオイルを除去。
これもまたカップリングファンがオイルを撒き散らしてしまうので分かりにくいのです。
ウォーターポンプも新品に交換してエンジンを始動させると、
思っていた通りVANOSのカバーからジワジワにじんできます。
一通りガスケット、Oリング、ボルト類を交換してトルクレンチで規定トルクをかけていきます。
この部分はアルミなので締めようと思えば幾らでも締まっていきます。
以前ご自分で治していた方はオーバートルクでナメてしまっていました。
キツク締めれば治るって物ではありませんよ(笑)
交換後は他からのオイル漏れも見当たらず様子を見る事にしました。
ウォーターポンプもスムーズに回っており、凄い静か(笑)
水やオイル漏れが治ると気持ちが良いですね。
今月はこの様な修理が続きそうです。