異音

先日318isのお客様からエンジンルームから
キュルキュル異音がするから診て欲しいとご依頼がありました。
良くあるテンショナーのガタかと思って診てみたのですが全く問題なさそうです。
まさかと思いギアを入れてクラッチを繋ぐと、かなり遠いペダル位置で繋がります。
どうやらクラッチが磨耗していて異音が出てしまっているようです。

今回は普通に純正のクラッチSETの交換です。
カバー、ディスク、ベアリングがSETになっています。

↑こちらが新品のディスクです。

↑こちらは今まで使用していたディスク。
良く見ると金属部分まで磨耗しており当たってます。
純正のクラッチでキュルキュル異音が出る場合はこのように磨耗してしまい
金属同士が擦れている場合が多いです。

↑そしてこのパーツは¥147と安いパーツなのですが忘れてはならない部品です。
右側の使用していたほうを良くみてもらうとクラックが入っているのが分かります。
実はこの部品はクラッチを切るか、繋げるかに関する重要な役割をしています。
今お預かりしているE46/M3はギアが抜けない、入らないのですが、
このボールピンの突然の破損でなったと思われます。。。

そしてジョイントディスク、M/Tマウントもクラックが入っているのでついでに交換です。
全て交換後は適正な位置でクラッチも繋がり、しかもスムーズにペダルを踏む事が出来ます。
逆にお客様は前の繋がる位置に慣れてしまっていたので、お帰りの際はちょっと辛そうでした(笑)
次回はアシのリフレッシュと残りのメンテナンスでお待ちしております。