BENZ W219 AMG/CLS55 アライメント再び

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今日は先日見送りしたベンツ W219 AMG/CLS55のアライメントを調整させていただきました。
先日は調整をせずに測定をしていたので、↑の写真の前に↓の作業をしていました。
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先日測定した結果は右フロントのキャンバー角が癌で、異常摩耗と左流れをしていました。
このキャンバー角を直さない限り異常摩耗や左流れは解決しません。
しかし↑の写真の様にロアアーム根本のナットを外してみても、ちょっともズレ無い様になってます。
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そこでこのキャンバーボルトが必要になるので、先週は見送ってました。
見た目普通のボルトなのですが、スプラインが入ってますでしょ?
この溝が有るのと無いのでは全然違うんですよ。
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実はですね、メンバー側には一切ガタはないのですが、根本のブッシュ側に秘密があるんです。
今回の↑はW203の写真を代用させて頂きましたが、W219も基本同じ構造になってます。
ブッシュの上下にスプラインがあるのですが、ノーマルボルトは溝無しで真ん中に刺さっています。
調整用のボルトにも2本のスプラインが入っており、ノーマル位置からキャンバーを戻す方向と、
キャンバーを付ける方向に動かす事が出来ます。
ただし、どちらもスプラインで動かない様になってしまうので、決められた量しか動かないんです。
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キャンバー調整した後は、元位置が汚れていないので微妙に動いたのが分かると思います。
車体の個体差があるので使用する調整ボルトの数はまちまちですが、こんな微妙でも今回はこの1本で済みそうです。
キャンバー角の他にもキャスター角もこのボルトで調整可能です。
アライメント測定後、数値的にもかなり良い所にきてました。
これでやっとアライメント調整が出来るんです。
今までは左右のキャンバー角がズレていたので、タイロッドの長さも目視で分かる位長さが違いましたが、
調整後はタイロッドの長さもほぼ同じ長さになりました。
ロードテスト後は嘘のように真っ直ぐ走ります。
今までがなんだったんだろうとお客様もきっと思った事でしょう(笑)
たかが1本のボルトですが、されどボルトです。
キャンバーやキャスターが調整出来ないのではなくて、ボルトを交換すれば調整出来るようになっているんです。
左流れが抑まれば左フロントの外減りも抑えられます。
ちゃんとアライメント調整をすればタイヤの寿命も延びて、走行性能も良くなりますよ^^
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ちなみにボク個人的に月、火曜日とお休みさせていただきます。

2 thoughts on “BENZ W219 AMG/CLS55 アライメント再び

  1. 始めまして 木下と申します
    18年9月登録 DBA-219356C CSL350 
    キャンバー調整用のボルトを購入したいのですが 適合しますか?
    在庫が有りましたら 金額及び 購入方法を教えて下さい

  2. お問い合わせありがとうございます。
    キャンバーボルトはお取り寄せになります。
    お取り付けやアライメントなど詳細はコンタクトからお願い致します。
    http://sunbeam8.com/contact/

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