BMW E36/M3B エンジンメンバー交換

今日はお預かりしているE92/M3を一日ガッツリ作業する予定だったのですが・・・
昼過ぎ位まで色々やっても、色んな壁にぶつかり部品を交換しないと治らない事が判明(泣)
急遽明日の予定で早めぬ入庫したE36/M3を修理する事にしました。
こちらのE36/M3は凄い事になってました・・・
エンジンマウントは両方ブチ切れていて、メンバー側も割れまくってますね。
なんとなくエンジンが乗っかっているだけで、固定されていないと同じです。
これでよくFSWで1分59秒で走れたなんて・・・(笑)
純正のアッパーマウントでもこんなになってしまうなら、メンバーを補強して・・・・
男のリジッドにしてしまいます^^
実はもう↑の写真は補強済なのですが、マウントが載る所は内側からプレートをあて溶接補強しました。
_MG_5284.JPG
このプレートを溶接する前に内側にプレートを溶接して、最後にこんな感じに箱にしちゃいます。
リジッドに限らず純正マウントや強化マウントを使っている方でも補強しておいたほうがいいと思います。
ただ、補強自体はそんなに面倒ではないのですが、エンジンメンバーを外したりつけたりするのが面倒なんですよね。
当然ながらエンジンを支えているメンバーなので、そのままメンバーを外そうとしたらエンジンが落ちてしまいます(^_^;)
_MG_5286.JPG
しかもM3はエキマニ側は上側からナットを締められないので、きっちり合わせようとすると更に面倒なんです。
なんだかんだステアリングシャフトを抜いたりロアアームも外したりするので、時間は結構掛るんですよね。
_MG_5287.JPG
そしてミッションマウントもリジッド!
良くミッションのみリジッドにすると超絶に煩いと言われるのですが、
今回みたいにエンジンとミッション同時にアルミリジジッドにすると、思っている以上に静かなんですよね。
(間違いなく音は出ますが)
実はボクのM3Bも結構前からリジッドにしてますが、同乗した人にリジッドって言うと結構驚かれます。
アイドリングの振動は当然出ます。
でも強化ブッシュとあまり変わらず2000回転以上は全然気になりません。
それでいてM3のエンジンが318isの様に軽快にコーナーリングしてくれます。
しかしデメリットも当然あります。
エンジンハンガーが割れてしまったり、ミッション側のアルミが折れてしまったりするかもしれません。
なので、普通の方にはおすすめしておりません(笑)
デメリットと引き換えに、こちらのお車はきっと凄くタイムアップしそうな気がプンプンします^^