BMW E46/M3 バノスオーバーホール他

昨日、本日と2日掛けてBMW E46/M3のメンテナンスをさせて頂きました。
遠方からの場合朝一にご来店頂き、一泊して夕方にお帰りになるパターンが多いです。
2016_8_10_02.JPG2016_8_10_03.JPG
初日はBILSTEIN製のACサスキットを先日取り外しオーバーホールに出しておりましたので取り付けアライメント。
前後アッパーマウントは新品にさせて頂き、ベアリングも清掃してグリスを新しくしております。
かなり距離を乗られるので、今回はシリンダーやシャフトにも傷が入っており交換となりました。
2016_8_10_04.JPG
そして群馬からご来店の際にSMGランプ点灯してギアがNになってしまったとの事。
こんなに暑いので付いてもおかしくないですよね(^_^;)
こちらに来る時で良かった、修理に入ります。
2016_8_10_05.JPG
そして写真をこれしか撮ってませんでしたが、カーボンクリーンもコンプリートで作業させて頂きました。
燃料フィルターを交換してカーボンクリーンの作業に入ります。
この作業時間にステアリングを清掃していたのですが、良い感じに仕上がりました。
ちなみにステアリング清掃は仕事ではないのでお金もいただけません。
車検の時とか何かご依頼頂いた時にハンドル綺麗にしてくれない?と言われれば喜んでやります^^
2016_8_10_06.JPG2016_8_10_07.JPG
メンテナンス2日目
エンジンが冷えた状態でVANOSのボルトや本体のオーバーホールです。
こちらのお車36万キロ走行されているので、VANOSを外したついでにオーバーホールしたいですよね。
VANOS本体はソレノイドの部分や取り付け面のオイル漏れはありますが、特にハード的に損傷は無さそうです。
2016_8_10_08.JPG2016_8_10_09.JPG
バノスの仕組みって結構簡単な感じで、まさしく注射器みたいな感じです。
インテークもエキゾースト側も油圧でシャフトを押し出したり格納するだけなんです。
今回この両シャフトはスルスルに動いてます。
スルスルって事は・・・想像以上の油圧で制御されているのでテフロンシールが摩耗していると内部でリークしてしまう事もあります。
ちなみにS54は本当に油圧命です(笑)
この油圧がきっちり掛らないと規定まで進角してくれないので、パワーが出ない車が多いんです。
BMW CUPに出ている方のトップスピードが遅くて、タイミングの見直しとオーバーホールでめっちゃ速くなった方もいます。
2016_8_10_10.JPG2016_8_10_11.JPG
オーバーホールって何するの?って良く言われますが、軽いご説明にさせて頂きますが純正では無い部品を交換してます。
そもそもレレノイドが故障していたりバノス本体が故障している場合は治りませんが、オイルポンプやソレノイドの清掃もして組み付けております。
バノススクリュー交換するなら一緒にやったほうがいいとは思いますよ^^
2016_8_10_12.JPG2016_8_10_13.JPG
ちなみにオイルが汚いのはオイル交換のタイミングでカーボンクリーンをいているからです。
群馬にお帰りになれば100KMも走るので、現地でオイル交換されるそうです。
バノス組み上げ、バノステストでも完璧^^
2016_8_10_14.JPG
SMGも修理後、35度の灼熱の中でも悲鳴を上げずに調子良く動いてます。
エンジンもSMGもハンドルも調子良くなって気持ち良くお帰りいただいていると思います(笑)
誠に勝手ながら、2016年8月12日(金)から8月17日(水)まで夏季休業とさせていただだきます。
休業期間のお問い合わせにつきましては8月17日以降の回答となりますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。