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BMW E90M3 DKGトランスミッション 修理

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地方に行った際にDKGトランスミッションオーバーヒートのエラーが出てしまったそうです。
地方のディーラーさんでまずは、DKGのソフトウェアをアップデートしないと始まらないと言われてアップデート。
しかし結果変わらず東京に戻ってきて当店で診断してみる事になりました。

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まずはどの様な状態でオーバーヒートが出ているか確認していきます。
E92M3のDKGトランスミッションには3つの温度センサーが付いています。
エラーが入った時のログを見てみると一つのセンサーだけ異常な171度とか出ていますね。

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現在のステータスも確認してみるとやはりクラッチ側の温度センサーが100度を超してしまっています。
それではクラッチ側のセンサーを交換するのにばらしていきます。

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クラッチ側のセンサーはミッションを降ろさないと交換出来ません。
また特殊工具(SST)が無いとこのデュアルクラッチを外せません。

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クラッチを外すとセンサーが出てきました。
これだけならミッションの外から交換出来る様にして欲しいですよね。
ただこのセンサーは温度だけでは無く、回転もみているセンサーなので、スペースがあるから入れちゃった的な感じなんでしょうかね?

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今回センサー交換のついでにこのコネクター部分のオイル漏れも治しておきました。
ミッション降ろした時じゃないとリペア出来ない箇所ですので。

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DCTフルード補充、クラッチキャリブレーションを終え走行してみるとまともな数値に戻りました。
クラッチも調整等しているので、繋がりも滅茶苦茶いいですね。

故障個所は修理完了したので、再度DMEチューニングを依頼してきました。
DKGのみアップデートしてくれれば良かったのですが、全プロされてしまったので折角チューニングしたDMEデーターも上書きされてしまいました。
同じソフトウェアであればそのまま書き換えられますが、先月位にもE92M3で新しくアップデートされていた様なので、前回のセッティングデーターをポンポンと書き換える事は出来ないらしく再度セッティングになってしまいます。
DMEやSMGなど、他コーディングのデーターを変更している場合は上書きされる場合があるのでお気を付けください。