いつも当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。
今年もあとわずかとなってしまいましたが、ボク自身は良いのか悪いのか全然年末の実感がありません。
当店の年末年始のお休みは12月31日～1月5日となっております。
（30日は大掃除なので掃除終了後閉店致します）
そして昨日は足テストの為、夜な夜なE46/M3とE92/M3で走らせていました。
SPIRITのショックの特性もかなり良い所まで出てきました。
上の写真はショック内部の一部の部品です。
オイルがこの筒（ブリード）の中を通過し、ニードルで油量調整されます。
（とりあえず今はシムを除いての話です）
減衰ダイヤルがこのニードルに直結しており、穴をニードルで塞ぎオイル通過量によって減衰が変化します。
このニードルの長さ、角度によって減衰ダイヤルの1段が大きく変わってくるんです。
右側は穴が大きい（スタンダード）なのですが、以前テスト的に穴を0.5MM小さくした物が左の物です。
ブリード領域の特性を生かそうとしてみたものの、低速域では細い筒をゆっくり通過するので問題なしですが、
高速域になると逆に細すぎてオイルがスムーズに通過出来ずに
注射器を指で押さえたように跳ね返ってきてしまい、とても不快と言うより使えませんでした。
このようなニードルタイプのショックはメーカー限らずフルハードにしてしまうと
ブリードが全締めになってしまうので同じような症状になってしまいます。
こんな感じな構造変更や減衰特性の出し方を色々試行錯誤していたので時間が掛かってしまいました。
だいぶ納得出来るようになってきたし思うような結果も各車種でるようになってきました。
あくまでもストリート～サーキットまで走れる仕様なのでサーキットオンリーはこの後の2WAYをお待ち下さい！
