BMW E46M3 リアハブベアリング交換

本日はBMW E46M3のリアのハブベアリング交換をさせて頂きました。
このハブベアリング交換は中々大変な作業で、工賃も高くなってしまうんです。
なぜ大変なのか今日はちょっとご説明しますね。
前もってブレーキキャリパー、ローターは外した段階からいきます。
この時点でドライブシャフトを外す準備でセンターマフラーもはずしております。
ドライブシャフトのナットを外すと・・・
↑↑↑の写真の通り錆だらけ。
中々ここが外れないのですが、スーパーウルトラツールで外していきます。
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ドライブシャフトもフランジも外れましたが、もの凄い錆ですよね。
ちゃんとしたツールがないと何時間やっても外れないと思います。
しかし、フランジが外れてもベアリングのアウターレースが残ってしまうんです。
このレースも工具が無いと外すのに時間が掛かってしまいますが・・・
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このアウターレースを外すだけの為のツールがあるんですよ。
このツールがめちゃ高いのですが、あるのと無いとでは時間も体力も違ってきます。
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このツールでベアリングを抜いたり、圧入したりします。
もう以前使っていたツールはダメになる事が多いので、何度か買いなおしています。
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ベアリングを圧入したら、フランジも圧入していきます。
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そして、錆だらけのドラシャとフランジはワイヤーブラシなど使って綺麗に清掃します。
またまたドライブシャフトを入れるだけのツールを使って、フランジにドライブシャフトを入れていきます。
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そしてドラシャのナットを締めて終了です。
ここまで作業するのに専用のツールがいくつも出てきます。
写真に載せていないツールも合わせると、ハブベアリング交換に使うツールだけで6つもあるんですよ!
(ブレーキとかマフラーを外すツールは別ですよ)
ツールがあっても作業が大変で工賃が高くなってしまうのも分っていただけましたでしょうか(笑)
メカニックの作業が安全かつ的確に、そして負担を減らす為にツールは大事です。
何よりもお客様のお車をきっちり仕上げる為にはツールも技術も大切です^^