アライメント調整 ステージ1

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今日は997GT3-RSのアライメント調整をさせていただきました。
先日ストック状態でフジを走ったのですが、ブレーキフルードは沸いてしまうし、
タイヤは使い切れない状態だったので大幅にアライメントを変更させていただきました。
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フロントアッパーマウントは996GT3と同じく偏芯ピロマウントになっており、
スタッドボルトを打ちかえられるようになっています。
ロアアームも分割式になっておりシムを入れればキャンバーもトレッドも広がるのですが、
今回はこのボルトを打ち変えてキャンバーを変えていきます。
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やっとこ下準備も終わりテスターで測定していきます。
正直ストリートでは十分な純正サスペンションもサーキットではやはり柔らかい。。
タイヤの減り方を見ても前後とも一気にタイヤの角に荷重が乗り過ぎているようです。
とりあえずバネ変更も考えているのですが、バネはそのままにタイヤを生かしきれるよう
前後ともキャンバーを付けていきます。
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そこで、リアもキャンバーを付けたいと思っていたのですが、ノーマルの偏芯カムでは目標の数値まで辿り着けない。
そこでロアアームに極厚シムを入れてキャンバーを付けられるようにしたのですが、
今度はトーロッド側の偏芯カムも目一杯になってしまいトーがつけられません(泣)
こんなパーツを用意しなければシム増ししても意味がない事が分かり、
偏芯カムで調整出来る範囲をステージ1と勝手に命名しました(笑)
996GT3ではボクも色々なお車を作業させていただいたので勝手は分かっているのですが、
997GT3-RSはオーナーさんもボクも手探り状態です。
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そしてオーナーさんの熱いご要望にお答えして体重測定を行ないました。
ずばり1440KGです。
ガソリン40L位入ってちょっと荷物は載っていましたが、思っていたより重かったです。
この重量であの加速をするんですから立派なエンジンです。
さて、明日は様子見でフジにまた行くそうです。
ストック状態で57秒1だったので、どこまで短縮してくるか楽しみですね。