蛇角センサー不良

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今日はBMW/E90の修理をさせていただきました。
メーターパネル上にDSCやパンクの警告が出てしまったとの事ですので、故障診断をさせていただきました。
テスターをあてて確認したのですが、ディフエクトメモリーは意外にダイレクトに『ここ、壊れてる』
と、出ない場合が多く今回も確かDSCのCAN通信エラーみたいな感じでした。
(ちょっと前に診断したので忘れてしまいました)
なので、まずは車輪速センサーを疑って個々のタイヤを回して、回転を読み取っていましたが異常なし。
そしてステアリングの蛇角量をみていたのですが、こちらも異常なし。
と思ったのですが、ある一定量ステアリングを切り込むと、いきなり数字が変わってしまいました。
故障はここで間違いなさそうです。
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そこで蛇角センサーを交換なのですが、コラムスイッチごと交換になってしまいます。
交換自体は、ハンドルを外してコラムスイッチを交換するだけなので全然簡単な作業です。
が、実はコラムスイッチを交換の際はSSSにてコーディングや調整が必要になってきます。
コーディングには先日ご紹介したコチラのパソコンが必要になってきます。
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本当はDSCのコーディングだけならすぐに終わってしまうのですが、
こちらのお車は最新のデーターでは無い為、全ての項目をコーディングしなければなりません(泣)
E90からは光通信でデータのやりとりが出来るので早いのですが、それでも全部で203分でした。
SSSでコーディング終了後、GT1は蛇角センサー等の調整。。。
調整後は全てのチェックランプも消えて無事に終了です。
もうパソコン無しでは整備が出来ない時代になってきています。
なので当店ではメーカー専用テスターを出来るだけ使いこなして高度の整備が出来るよう頑張ります!