今日はBMW E90/M3のクラッチ交換をさせて頂きました。
オーナーさんはサーキットを走られているのですが、先日仙台のSUGOやハイランドを走った際、
クラッチが滑るとの事で強化する事となりました。
早速ミッションを降ろしてカバー側の自動調整のバネがフルに伸びきってます。
あら、ディスクの摩耗で滑ってたかと一瞬思ったのですが、降ろしたミッション側を見てみると・・・
レリーズの反対側の支点が樹脂で出来ているのですが、完全にポッキリ逝ってます・・・
ベアリングも酷い状態だし、こりゃー高回転で繋がった可能性が高いのでオーナーさんに聞いてみると・・・
実は2度程記憶にあるそうです(笑)
こんな状態では、ギアも入らなければペダルフィールも流石に悪いですよね。
次やっちゃうとクラッチは強化されますが、ミッションにダメージがくるので要注意です。
で、この純正クラッチ良く出来てます。
ノンアスのシングルでは流石に厳しいのか、ノンアスでツインになってます。
ツインだとちょっとミッションを入れるのが面倒なのですが、メンテナンス性を考慮してシングルと変わらない様になってます。
(写真は撮ってませんが)
で、肝心な重量を計ってみました。
カバー、ディスク、フライホイール全ての重量で21.1kg
こんな体重計なのでおおよそですが、OSは17.3kgで約4kg軽くなってます。
重量が軽くなるとエンジン回転もパンパン気持ち良く吹け上がってくれるはずです。
すでにクラッチ交換はほぼ終了しているのですが、E9×/M3のクラッチ交換は初めてやったのでやらかしてしまいました(汗)
何かを壊したとかではないのですが、色々先読みして効率良く作業したつもりがメチャ遠回りしてしまいました。
まあ、明日インプレッションと共に告白します(笑)