先日オートサロンのネタでもご紹介したが、
早速ハイパコのスプリングをテストしてみる事にした。
スプリングが送られてきた箱を開けてみると、2.5%無期限ヘタリ保証書が入っていた。
発送日とシリアルナンバーが書かれており、
何処から購入したのかメーカーさんで把握出来るようになっている。
よっぽど製品に自信がなければ無期限保証なんて出来やしない。
裏を返せば一度ユーザーが買えば永久的に使用出来るって事になる。
このグラフ無断でメーカーさんのHPから頂戴してしまったのだが、このグラフって凄いですよ。
スプリングってストロークしていくと赤の線か直線的にレートが変化するのが当たり前だと思っていたので、
ハイパコがストロークしていってもレート変化がないというのは僕の常識をくつがえしている。
また、有効ストローク80%付近まで表記レートを維持するって事は
その80%までを使う仕様にすれば常にレート変化しないって事だ。
頭で考えるとありえなくなってしまう(笑)
もう頭で考えるより早く装着したい!
今回はショックの減衰力やストローク、車高、バネレートなど全て同条件でE46/M3でテストした。
あくまでもスプリング単体の評価をする為だ。
厳密に言ってしまえば今までの装着していたスプリングは『KG単位』、
ハイパコは『ポンド単位』になってしまうのでKG換算すると0.5kgは変わってしまうのだが。。。
早速装着して乗ってみると。。。
メーカーが売りにしている『リニア』という意味がわかった。
若干レートが下がっているのにも関わらず、フカフカとした感じが消えまさにリニアな感じだ。
上のグラフでいう初期ストローク時にバネが効いているのでリニアな感じになったのだろう。
またギャップを乗り越える時もピッチングがなく当りが丸くなったイメージである。
ただまだ最大荷重をかけていないのだが、グラフ上でみると柔らかく感じてしまうかもしれないですね。
あくまでも装着して街乗りしかしていないのでまだちゃんと評価は出来ないがイイ感じ。
さすが、他メーカーに比べて値段が高いのも納得できそう。
今まではまさにスプリング初期ストローク時の不足分をショックで補うセットアップをしてきたが、
ここまで性能特性が変わってしまうと、逆にショック側の性能以上のポテンシャルになりそう。
これからはハイパコの時代なのかな。