BMW E46/M3 CSL ワンオフフルチタンマフラー&DMEチューニング

FACEBOOKでは小出しにアップしていましたが、BMW E46/M3 CSLのワンオフフルチタンマフラーを製作させて頂きました。
エキマニ後からテールまで全てチタンで製作し、ノーマルの1/4程度の重量に抑えつつ、お客様のご指定の音量かつ快音でパワーアップを目指しておりました。
しかし、CSLは特になんですが、マフラーをどう作っても出力が出ないという事は分かっています。
だって多分メーカーが数億円掛けてマフラーを作ってる訳ですからね、ノーマルエンジンではノーマルが間違いないですよね(笑)
ただし、ノーマルマフラーは廃ガスや音量の厳しい規制の中でのセッティングな訳です。
効率の良いメタル触媒を使ったり音量をノーマルにこだわらなければ、まだまだ開拓できる余地はあるはずです。


まずはノーマルを把握しなければマフラーも作れませんので、パワープーリーを装着している状態ですがパワーチェックします。
E46/M3にはPOWERボタンがありますが、通常のE46/M3ではアクセル全開にしても残念ながらパワーは変わりません。
しかし、CSLだけはこのPOWERボタンで、ONはインテークのフラップが開き、OFFでは開きが遅い為相当パワー差が出てしまいます。
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赤がON、茶色がOFFです。
POWERボタンでフラップの開きが速いと、パワーも違いますがトルクも全然違いますよね。
しかもノーマルで344馬力となかなかパワー出ていますよね・・・
さあ、お次はエキマニ後からマフラーを作ってパワーチェックです。

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うわー、ピークパワーは352馬力と上がっていますが、4000回転から6500回転までのパワー&トルクダウンが半端無いです。
そもそもマフラーだけで物事を考えている訳ではなく、DMEチューニングで最大限のパフォーマンスを引き出せる様に製作してもらっていますのでこれからこれから。
そこを踏まえてフルチタンマフラーを製作した訳ですので、ご覧の様にマフラーを付けただけでは、プラスとマイナスの部分が出来てしまいます。
E92/M3は純正触媒が相当効いているので、当社のオリジナルマフラーを入れただけでも全域でアップはしましたが、CSLは純正でCSL専用マフラーだけあってこんな感じになってしまいます。
そして実車に合わせてDMEチューニングです!
まずはピークはこれだけ出てます!
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365馬力!
そして、あれだけパワー&トルクダウンしていた領域はどうなったかと言うと!
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赤い純正のラインに対して青がDMEチューニング後で、全てにおいて純正を大きく上回っています!
ちなみにグリーンはちょっとグラフがおかしいですが、マフラーだけ交換したグラフです。
DMEチューニングだけでは10馬力ほどなので、マフラーがあってこその21馬力アップ。
そしてマフラーでは谷が出てしまった部分を綺麗にパワーもトルクを出してくれたDMEチューン。
職人達の経験と確かな技術がなければ、なかなか難しいとは思います。
※ちなみにレブリミットはノーマルのままで8000回転にしています。
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乗った感じはどのCSLオーナーが乗っても、めちゃ速いと言うでしょう(笑)
しかしめちゃめちゃ速いのですが、タイヤが新車時のタイヤなので全然グリップしないので危ない危ない(^_^;)
こうやってお客様にリアルな数値でお知らせ出来れば安心ですし、楽しいですよね^^
いかさまは全然してませんので、乗ってすぐに気持ちが高揚しますよ(笑)
やはり結果を見て頂ければマフラーとDMEチューニンのセットの理由が分かって頂けると思います!
多分ハイグリップタイヤにすれば、ローラーで強く縛る必要もなくなるので大幅にピークパワーは出てしまうとの事ですよ。