最近では街乗りでもタイヤに窒素ガスを入れる方が増えている。
内圧が上がらないとか、乗り心地が良くなるとかetc。。。
今日も『窒素入れておいて』と言われたので説明はして入れたのだが、
ぶっちゃけ、本当に変わるの?
これには色々条件と理由があるのだが、僕なりの見解を書きたいと思う。
大気中の7割ほどが窒素で残りの主が酸素だったと思うのだが(中学生位に勉強したので自信なし)
酸素には『水』を含んでおりこの水が熱膨張をし内圧があがる。
単純にタイヤの中から酸素(水)を排除してやれば内圧はあがりにくくなるのだが、
ブスっとバルブから窒素を入れるだけでは絶対に窒素オンリーにはならない。
また真空引きをして窒素入れる所もあるが、それでも完全ではない。
ではレーシングカーなどはどのように窒素を入れているのかと言うと、
一般に1本のホイルにエアバルブが2つついており窒素を入れながら、
もう1つのバルブでエアーをブローしているのだ。
しかもタイヤを組み付ける時は速乾性のワックスを使っているので
一切水分をタイヤ内に残さない。
はっきり言ってしまえば、『ブローバルブ付き』で
きっちり組み付けをしていなければ全然意味がなくなってしまう。
最近のホイルではバルブが2つ付いているのが多くなってきたのだが、
飾りではなくて上記のような理由があるからだ。
以前ポルシェにSタイヤを組み付ける時になかなかビードが上がってくれなくて
仕方なく石鹸水を使った事があるのだが、この水分のお陰で異常に内圧が上がってしまい、
こっぴどく怒られた事がある。
(通常はWAXを使っているのだが、Sタイヤはメチャクチャ固いのでビードが上がらない時がある)
まだまだ書きたい事はあるし、なんかうまくまとまらなかったのだが、
僕の結論ではちゃんとした条件が整ってなければ意味がない。
ノイズ低減とか聞くけど、全然わかりましぇーん。
One thought on “窒素ガス”
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窒素ガスの何が違うのっていうこのネタ、某BBSでさんざんやったことがあります。
某プロドライバーいわく「レーシングスピードでは確かに違う。挙動がマイルドである」と言ってました(たしか・・・)。
で、窒素と酸素の膨張率がちがうんでないかとか大気と純窒素ガスでは同一体積での重量が違うとかいろいろでました(軽けりゃいいんだったらヘリウム使えばいいじゃん、でもすぐ抜けるぞ)が、結局よくわからんかったです。
ただ、窒素にこだわることなく単に(いわゆる)ドライエアーでも同じ効果があるらしいとのことですね。
要するに福田さんのおっしゃるとおり、湿度が最大の問題なんでしょうね。液体の水が気体になる時体積は千倍以上(たぶん)になるもんね。