長げ~


今日はスプリング&ショックを交換していたのだが、
あまりにも長げ~と思ったのでUPしてみたのだ。
右が純正、左が今日装着したH&Rのスプリングである。
ちょっと見にくいのだが左のH&Rのスプリングの中にたばこの箱を入れて撮影。
(風が強くて倒れてしまうので中に入れてしまった)
このスプリング何のスプリングだか判りますか?
トラックじゃないですよ。
BENZのW140(Sクラス)なんです。
ヤバイでしょこの長さ。
車も大きければパーツもでかいのだ。

そして装着姿はこんな感じになる。
スプリングがギュっと潰れてますでしょ?
こんな太い線径を人間の力で潰せる訳がないのでSSTを使用して縮める。
工具を使っても結構大変なんですけどね。
んで、この写真を見て疑問に思いません?
リフトUPしていてこのピッチ(バネとバネの隙間)間だと、
タイヤをつけて1G(リフトから降ろした状態)にしたらスプリングが全密着しそうでしょ?
でも実際に走行しても密着しないのだ?
では、なぜ???
実はスプリングの位置関係に秘密があるのだ。
BENZの場合ロアアームのセンターにスプリングの位置がくる。
その為ロアームのメンバー側を支点にアームが動くのでレバー比が発生し、
タイヤ側で10CMストロークしても実際スプリングは約5CMほどしかストロークしないのだ。
簡単に例えればシーソー。
大人が前のほうに座り、子供が端に乗った場合は簡単に持ち上がる。
このテコの原理と一緒なのである。
なのでレバー比がある車は単純に車高調などで車高を1CM上げたい場合、
単純に1CM上げてしまうと1CM以上上がってしまうので計算が必要である。