UPマウント


先日OPEL/アストラカブリオにMONROEのショックを装着した。
その際にフロントのUPマウントも交換したのだが、
交換後と交換前を比較してみたのである。
潰れた位置をマークしたかっただけなので適当に赤線を引っ張ってみた。
結構潰れてるのが判りますか?
距離は7万キロ位乗られていて、ゴムが潰れてしまっている。
そもそもUPマウントとはボディーとショックの間に付いている物で、
主にショックが吸収出来ない衝撃をそのままボディーに伝えないようにしている、
衝撃吸収マウントなのだ。
ストラット式ではUPマウントにベアリングが内蔵されており、
ハンドルの回転に合わせ円滑にショックを回転させてあげる働きもある。
ではこのUPマウントを新品に交換するとどうなるか?
①乗り心地が良くなる。
ゴムが潰れてしまえば当然乗り心地が悪くなるので、新品にするだけでも多少変わってくる。
②車高が変化する。
当然潰れてしまっているマウントでは車高が下がってしまう。
新品を入れると新車時の車高に戻る(交換前よりも車高が上がる)
③ベアリングが付いてる物であれば円滑に動いてくれる。
まずベアリングが焼きついた車はみた事はないが、
ボールがバラバラになってしまう車種も多々ある。
ベアリングがうまく動かず異音が出るケースも。
ショック交換の際に交換してしまえば工賃はかからず部品代だけ。
ちなみにマウントだけ交換する工賃も、ショック交換の工賃も変わりません。
馬鹿らしいのでショックと同時交換で行いましょう。