パワステホース


今日はE46/M3の水周りとシフト周りのメンテナンスでご来店頂いたのですが、
リフトUPして見るとアンダーパネルがオイルでにじんでいます。
アンダーパネルを外して見ると上の写真のパワステホースが炸裂してオイルが漏れています。
これまた緊急オペが必要な感じですが、純正品は手元に無い状態。
しかし遠方からご来店頂いたお客様なので今日中になんとかしなくては。。。
そこで『作っちゃっていいですか?』とボクが提案すると
迷わずOKが出ましたのでワンオフでパワステホースの製作に入ります。

平日であればメーカーが営業していますので純正ホースを持ってGOODRIDGEへ向かいます。
(当店からメーカーはすぐなんで目と鼻の先位です)
フィッティングと目玉をあれこれ組み合わせてなんとか作れそうです。
目玉の角度やホースの長さを決めて1つ1つ手組みしていきます。
また純正ホース油量の確保と冷却の為にわざと長くしていそうです。
なので長さやレイアウトはあまり変えずに作製してみました。
上の写真の手前側のラインはオイルクーラーのラインで、
奥の細いホースが今回交換したパワステホースです。
結構激しく走る方はここのホースはメッシュホースに変えたほうが無難かもしれませんね。

そして水周りの作業にかかります。
以前ローテンプサーモの変わりに純正サーモに穴を開けて対応していたそうです。
今時期、高速を走っているとドンドン水温が下がってきて、
しまいにはパーキングで仮眠しているとヒーターが全然効かないそうです。
そこで今回は純正のサーモスタットに交換しました。
左が新品で、右が穴あけサーモです。
ここまで開けてしまうとほぼサーモレスと変わらないですね(笑)
これでは冷間時からエンジンをかけたらほとんどエンジン内循環せず、
カップリングファンでラジエターが冷やされてしまうので全然温まらないと思われます。

そして同時に作業をしていたE39ですが、こちらもパワステホースを全て交換しました。
以前漏れていたかしめ部分をバンドに交換して当面漏れは止まっていたのですが、
今回こちらもいたる所からオイルが漏れてしまい交換となりました。

パワステタンク周りもオイルでグチャグチャでしたが、
新品ホースに取り替えて超気持ちいいです(笑)

下もグチョグチョでした。
駐車場に油らしき物が垂れていたら要注意です。
その場合油量が少なくなってポンプがキューキューいってる場合があります。
空で走っていると最悪ポンプ交換もありますのでお早めの対策を!