E90/M3 パワーチェックの結果

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昨日はBMW E90/M3のカーボンクリーンを洗浄前、洗浄後でダイナパックで測定してもらいました。
ダイナパックと言えば辛口に測定されますが、ローラーと同じ位の数値にするには係数1.1をかければいいそうです。
今回のお車はノーマルマフラー、ノーマルCPUなので単純にフルノーマルでこの343.2psの数値が出ました。
1.1をかけても377.52psなので公表値の420psまではほど遠くオーナーさんはショックを受けていましたが、
かなりマシなのではないかとの話です(笑)
今回はカーボンクリーンだけでどこまでパワーが戻るかの比較をしたいので、そのあたりは良しとします。
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洗浄前のパワーチェックを終えたら、洗浄開始です。
4万キロ以上走られているお車なのですが、サーキットでビンビンに回しているお車なので何処まで復活するのか?
いつも通りに作業をした後に、ダイナパック上で10キロ程負荷を掛けて走行しました。
さて、洗浄後の結果は!?
えっ!?こんなに違うの???
そこにいた人達が皆目を疑いました。
最大出力359.4ps、最大トルク39.1kg/m。
洗浄前に比べ最大出力16.2ps、最大トルク2.4kg/m復活!
ちょっと凄くないですか!?(驚)
裏話をしてしまえば洗浄前と洗浄後で2時間程掛ってしまい、
外気温度が変わってしまったので、吸入空気温度も下がって少しはパワーが出たかもしれません。
が、それ以外はボクが測定等をしている訳ではないので、インチキはなしです(笑)
添加材とかも一切なしで洗浄オンリーです。
E9x/M3の場合、洗浄後は下のトルクが凄いと体験していただいた方々からご報告頂いていますが、
確かにグラフにも最大トルクが出る回転数が1000回転程低い所から2.4kg/m増しで出ているのが分かりますよね。
高回転の変化は分かりにくいそうなのですが、低速トルクがここまで出ているからなのでしょうかね?
実はパワーも高回転になればなる程あがってますよね。
洗浄前と同じく7500回転まで回していれば更にパワーが出ていたかもしれません。
この結果は何をどうしたからこうなったとは断言が出来ないのですが、M系のお車が特に調子が良い理由は、
シングルスロットルではなく、6スロだったり8スロの内部洗浄が出来るのもあるのかもしれませんね。
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今日もやはりE90/M3やE46/M3のコンプリートパックで洗浄させていただきましたが、
お車によっても走行距離や状態が全然ちがいますよね。
30分の作業で全てのカーボンが取れる訳ではないので、継続的に洗浄はおすすめしています。
全てのお車が10ps、20psと変わってくるものでもないですし、パワーアップする訳ではなく復活させるので誤解のないように。。。
なので、本当は内輪ネタで抑えようとも思ったのですが、一つの実例として公開させていただきました。
ボクはまだE60/M5のV10は洗浄した事がないのですが、きっと凄く調子良くなりそうですよね。
V10もパワーチェックしたいぞー!(笑)